Come Back, Tiger!

初めてのPGAツアーコースでビビらないために…

14日、タイガー・ウッズが14年ぶりに「マスターズ」優勝を成し遂げた瞬間、幸運にも2週間後に行われるPGAツアーコースのティーグラウンドに立っていた。ニューオリンズにあるTPC(トーナメント・プレーヤーズ・クラブ)コース「TPC Louisiana」。

入口にはゴルフバッグをドロップする場所がきちんとあり、サングラスにインカムをしたスタッフがカートまで運んでくれる。まるで全員が短パン姿のシークレットサービスだ。

朝、散歩したままの服で来てしまったので、トイレで着替えればいいか…と考えながらクラブハウスへ入ると、ローカルコースにはまず無いロッカールームの案内が!さすが、高級コースは違うなと思いながらショップでチェックイン。

ロッカールームのカギもここで一緒に借りる。狭い壁に囲まれて落ち着ける場所が車の中だけだったニューオリンズで、日本で慣れ親しんだロッカールーム!しばし、こもる。

「欧米ではゴルフは生活の一部です」と誰かが言っていた通り、ラウンド前に食事を楽しんだり、終わったらバーで一杯という光景がカッコいい。

ドライビングレンジは芝生でボールは打ち放題!まさか、自分がPGAやLPGA選手のように芝生の上で練習できるとは夢にも思わなかったので、かなり感動。

スターティングホール前にはスタッフのおじさんがいて、ティーオフの整理、プレー上の注意点などを教えてくれる。「PGAツアーの直前なので、カート道路のみの走行でお願いね」とここまでは普通。次に、「あと、4番ホールにワニが出るから気を付けてね。最近、彼、天気がいいと日向ぼっこしに出てくるから。そっとしといてあげてね。」と涼しい顔で言われた。んっ!!これが噂の「南部のコースには、ワニやすっぽんがいます。池にボールを落としても絶対に手で拾わないでください」ってやつかっ!と納得。

続いて、PGAツアーコースをラウンドする上で最も恐れていた事態が発生。「あと、彼、ひとりだから、一緒にまわってね」………ってまさかのジョイント!?彼、めっちゃ背筋発達してますけど…絶対に上手ですよね!?っていう感じの若者と一緒にラウンドすることに。TPCコースは会員制のため、PGAツアーコースに耐えうる技術を持つ人が多いそう。彼も、平均300ヤード飛ばすとのこと。こういう場合は、決して張り合わず、自分の力量に合ったティーボックスを選択することが大切。決して、走ったり急ぐ必要はないので、着実にボールを運び、スムーズに進むことを心掛けるのが大事。ボールが見当たらない場合は、執着せずにドロップして先へ進む。お陰様で良い緊張感があり、スコアも大たたきせずに済んだ初めてのPGAツアーコースだった。海外のゴルフ場ではラウンドが終わってもレンジで練習したり、食事をしたりとゆっくりできるので、今回もゆっくり雰囲気と美しい光景を堪能してから帰宅した。


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